5月13日 (土)

本日天候 小雨。
朝から少し風も出ていた。

今日のお客様は」、先週に引き続き
クラブツーリズム関西のツアー参加者34名!

悪天候の為、お客様と相談する事にした。
 『こんな日は氷太くんでゆっくりお風呂に入って、
  響の森のジオラマ見学するのもいいですよ?』
 『山頂付近は雲の中で視界はないし、風もあります。
  雪融けの為足元も緩んでいて危険もあります。』
 『それぞれ自分で判断していただき、
  体力があって自信のある方だけご案内します。』
 『ただし、氷ノ山越えで風が強いようであれば断念して
  引き返す事もあります。ここで判断して下さい!』
と、バスを降りてすぐに全員に問い合わせた。
すると、全員アタックする決断となった。
・・・その時僕は少し嬉しかった。
本当に山を愛している方々ばかりと実感した。
いつもに増して責任感を感じ、気持ちが引き締まった。

11時50分   キャンプ場出発!
  予想通り、足元は緩んでいた。
  雨具を着ての登山に暑さもしみる。
  そんななか足元には高山植物の『サンカヨウ』が咲き始めた。
13時00分   氷ノ山越え到着!
  やはり視界はゼロ。見えるはずの山頂小屋が影もない。
  風はあったが、そうキツくもなかった為先へ進む事にした。
  先週あれだけ雪があり埋まっていたが、一週間でかなり消えてしまっていた。
  先週アイゼンを使いながら登ったのがうそのようだった。
  もう雪の心配は要りませんよ!
14時30分   山頂到着!!
  少しペースが早かったが、みんなのペースが良く
  予定より少し早くの到着となった。
  視界はなかったが、皆さんの満足げな表情にホッとしました。
16時30分   下山!(先頭到着)
  中間あたりで男性が木の根に足を取られ、
  足をひねってしまい、捻挫をしてしまった。
  軽く足首を固定し、なんとか歩けそうだったので
  添乗員さんとゆっくり下山して貰う事にした。
  一度氷太くんまで先導し、もう一度男性を迎えに登り返した。
  全員下山は17時30分となった。

今回、寒さのせいか、山頂のトイレを使う方が沢山おられたようでした。
様子を見に行くと、トイレの水が流れずとても汚い状況でした。
昨年も発電機の調子が悪く、水は出なかったのですが、
ペットボトルに用意しておいた水で、
利用される方々はマナー良く利用して戴いていた。
それが今年はほったらかしで、利用して頂ける状態ではなかった。
・・・僕は地元のガイドとして、とても情けなく、恥ずかしい思いでした。
帰ってすぐ担当者に連絡し、叱っておきました。
皆さんにご迷惑をおかけし、申し訳ありません。
早急に対処します。   ノリアキ
by 55sirakaba | 2006-05-14 01:29 | 氷ノ山登山日誌 | Comments(0)
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