山菜採りのマナー(お願い) について

・・・先日、山菜採りの際の採り方やマナーを知りたいとの嬉しいコメントがありましたので少しお知らせしたいと思います。

 現在、多くの種類の山菜シーズンを向えていますが、近年マナーを知らない山菜採りのお客様により、採れる山菜が少なくなってきている現実があります。

 つくし・フキノトウ・ワラビなどはいくらとってもまた出てくるんで特に問題はないんですが、近年問題ありなのは、ワサビ・フキ・ミズブキ・ウドなど、根っこごと抜き取ってしまい、翌年は絶滅。。。
・・・なんて状態になってしまってます。
 このような山菜は、根っこを残して、カマ等の刃物で根元から刈り取るように採取する事で、翌年またその場で採取する事が出来るんです。

 また、タラの芽を採る場合は、1番に出た芽は採取してもいいですが、その後2番に出た芽を採ってしまうと、枯れてしまうことがあるので翌年の為に残します。

 今が最盛期の、スズコ(ネマガリダケ) については、山頂までチシマザサが自生している為、登山中に採取しているお客様も多く見かけます。
・・・この山菜自体はいくら採っても根は残るので問題はないんですが、氷ノ山周辺は国定公園内にあり、特に標高1200メートル以上だったかな??上部は特別保護指定区域に指定されているため、厳密に言うと自然をそのままに、何一つ動植物の採取は厳禁区域となっていますので要注意ですね。
標高から言えば、氷ノ越えの峠から少し登った辺りから先になるんですが、シーズン中は多くのお客様が採取している姿も見かけます。
・・・僕も知っていながら、スズコに限っては目をつぶってますが、一応知っておいて欲しい規則ですね。

  何でもかんでもガムシャラに採るのではなく、何にしても根っこは残す事!
そして、その場にある山菜を全て採取するのではなく、3分の1を残しておくのも自然への配慮、マナーかと思います。
また、田んぼのアゼや、私有地に入り採るのもやめて欲しい地元住民の願いです。

 そんなこんなで、いろんなマナーがある山菜採りですが、みんなの山ですので、いつまでも自然を守る為にも、翌年にもまた美味しい山菜を食べる為にも、みんなで守って行きたいマナーですね??

by 55sirakaba | 2013-05-24 18:55 | 美味しい山菜 | Comments(0)
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